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ブラジル女子は美意識が高い?リサーチしてみました!

Date :2022.02.21

ブラジルと日本の間で育っていく中で、
以前から「ブラジルって美意識が高い国なんじゃないか・・」と
薄々感じる場面がいくつもありました。

例えば、
「いい美容師さんがいるから」と片道2時間かけてヘアケアしに行く友人がいたり、
ブラジルのボディケアのため(だけ)に月1万円以上使っている友人がいたり、
一日に何度もシャワー入っていたり、
極め付けには「美容整形したよ〜」と報告してくれたり。

みなさんも直接的ではないかもしれないけど、
「ブラジリアンワックス」という脱毛法も耳にしたことがあるかもしれませんね。

そういうわけで、会うたびにいい匂いのするブラジル人はきっと世界的に美意識が高いはず!という仮説のもと、今回さまざまな記事をリサーチし、いつもおしゃれをしてコスメ大好きなブラジル人の友人に話を聞いて、検証してみました!

ブラジルって本当に美意識が高い・・?

果たして本当に美意識が高いかどうか、今回いろいろリサーチしてみました。
その中で、こんな面白い調査報告書を見つけました。

経済産業省が発表している「化粧品産業ビジョン令和3年4月」の化粧品産業ビジョン検討会資料によると、
アメリカ・中国・日本に次、ブラジルは世界で第4位の化粧品消費額が高い国です。

でもそれだけを聞くと、アメリカや日本の方が高いじゃん!って思われるかもしれませんが、報告書によると、「一人当たりのGDPが高いほど、人当たりの化粧品の消費額も増加する」という特徴があるにも関わらず、ブラジルは完全に例外です。(下表を参照)

この調査を見る限り、「余裕のある生活じゃないけど、化粧品は買うわよ!」ということがよくわかります。

(※参考記事: https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210426004/20210426004-1.pdf

また、もう一つ面白い調査結果が!

2020年12月の国際美容外科学会(ISAPS)の調査発表によると、2020年のアメリカに次ブラジルは世界第2位の整形大国。ちなみに日本は第3位!

これには正直驚きましたが、確かに周りにいる友人でも脂肪吸引やお尻や胸などを整形している方が何人かいます。

この調査を詳しく読んでいくとわかりますが、アジア諸国が目や鼻とくに顔を整形していることに対し、欧米やブラジルは体の部位を整形していることがわかります。そういう点では国などによって「美意識」自体が大きく異なることがわかります。

勝手に結論づけると、肌感だけじゃなくこの二つの調査だけを見ても、やっぱりブラジル人はお金と時間をかけて美を追求しているのが見えてくるような気がしました!

実際におしゃれ大好きなブラジル人に聞いてみた!

筆者は日本歴が長く、そして何より今まで日本コミュニティにもどっぷりなので、今回は日本歴は長いけれどブラジルコミュニティのことをよく知り、ブラジルコスメは毎月購入するという友人にいろいろ質問してみました!

1ヶ月に1万円以上はブラジルコスメだけに使っているという日本歴25年のブラジル人のエリカさんです。
今回のテーマは、「ブラジルのボディクリーム」について。

ブラジルのチーズパン(Pão de queijo)食べながらワイワイ美容トークスタート!

まず最初に紹介してくれたのは、
O boticário(オ・ボチカリオ)のnativa SPAシリーズのボディークリーム。

プルーンの香り!
魅力は、保湿成分が多く含まれており長い時間香りが続くこと。少量を手にとっただけで、いい香りがふんわりと広がります。

こちらも同じくO boticário(オ・ボチカリオ)のmy Lilyシリーズのボディークリーム。香りは、フレンチワイルドフラワー。

高級感のある瓶の入れ物で、塗ると肌が柔らかくなり、テクスチャーが濃厚で保湿力が高く冬にぴったりです。香りは持続時間が長いので香水感覚で使う人がいるのだとか。

次に紹介してくれたのは、Natura社のtododiaシリーズのボディークリーム。こちらは、ピーカンナッツとカカオの香り。


94%の自然由来の材料を使用していて、パッケージには、環境問題への取り組みについても記されています。日本では使われない原料ばかりなので、名前から香りを想像するのが少し難しいですよね。でもどれも本当にいい香りです!

ブラジルのコスメはやっぱり匂いでしょ!

何を基準に選んでいるの?という質問に対し、
「絶対に香り!」と即答のエリカさん。

「やっぱり自分がつけていい香りがすると気分も高揚する」というのが理由でボディクリームを選んでいるんだとか。
自分自身が気持ちよく過ごすためにはまず自分のために美容を楽しんでいるよ!と話してくれました。

先ほどの調査結果でも、日本でのフレグランスに対する消費率が全体の3%に対し、ブラジルは34%と高いパーセンテージになっています。
これほど匂いに対して重要視しているのがわかります。

ハグやキス文化のあるスキンシップが多いブラジルだからこそ、
香りに対してみんな気をつけているのかもしれないですね。

「んんん〜!ケ シェローザ!(いい香りがするね〜)」は最高の褒め言葉な気がします!

ブラジルコスメいろいろ

左がブラジルの友人にもらったロキシタンブラジルのボディクリーム。
香りは、アマゾン川流域に生息する「オオオニバス」の香り。全然想像できませんよね(笑)

そして右が、ブラジル大手化粧品会社「オ・ボチカリオ」のハンドクリームです。
香りは南国フルーツ「ピタヤ(ドラゴンフルーツ)」で、沖縄とかでは食べたことがあるという方もいるのでは?でも香りとしてはこちらもあまり馴染みがないですよね。

どちらも南国らしいスカッと爽やかないい香りがして癒されます!

日本でも今はネットで販売しているショップも多く、決して手に入りにくいわけではないのですが
なかなか香りやテクスチャーもわからない中で買うのはハードルが高いのかもしれないですね。

機会があったらぜひ手に取ってみてください!

「ブラジルの美意識について」インスタライブをします

ブラジルの美意識についてまだまだ語り足りない!ということで、
今回の記事をテーマにインスタライブをします。

また日程・時間など決まり次第こちら&インスタにアップします。
お楽しみに!

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